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第二百二十二話 銀の一族対狼の王編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 狼男を追いかけた色ボケの亜梨沙は、町の城壁の向こうに見える巨大な狼を見てチビリそうになりました。


 狼はあの巨大なサイの姿をした部秘模洲べひもすと同じくらい大きく、口からはどす黒い妖気、鼻からは灼熱の炎を噴き出しています。


「な、何あれ?」


 亜梨沙が震えながら言うと、狼男は得意そうに胸を張り、


「我らが王、俯炎驪琉(ふえんりる)様であらせられる」


 樹里が蘭とやって来て、


「フェンディさんですか?」


「誰がイタリアンブランドだ!」


 狼男は脱力しています。効いているようです。


「何だよ、あいつ?」


 孫左京も出て来ました。


 町の住人が皆外に出て来て、近づいて来る巨大な狼を見て、


「逃げろ!」


と走り出します。


「何かで攻撃されているぞ」


 目のいい左京が気づきました。


「銀の一族が矢を射ているのよ」


 蘭が言いました。


「俯炎驪琉様!」


 雲が切れて変身した狼男が走り出します。

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