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第二百十一話 璃里の覚悟編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 樹里の姉である璃里は霊媚阿壇れびあたんに命を奪われるのを覚悟しています。


「許して下さいとは申しません。ですがお詫びは致します」


 璃里は岸辺で土下座しました。霊媚阿壇はどうしていいかわからないようです。


 彼女は璃里がごねると思ったのです。


「妹の樹里が経典を授かる旅をしているのに姉の私が不義を働く訳には参りません」


 孫左京は璃里の潔さに涙ぐみます。


(さすがお師匠様の姉上)


「惚れたにゃん」


 リックが発情しました。途端に馨に踏みつけられます。


「貴女様のお好きになさって下さい」


 璃里は霊媚阿壇を見上げます。すると霊媚阿壇は苦笑いして、


「負けたよ。あんたの覚悟、確かに受け取った。あの宿六と別れてくれればそれでいい」


 璃里は目を見開き、


「真でございますか、ショコタン様」


「誰がブログの女王だ!」


 霊媚阿壇は切れました。


 左京は璃里の気持ちを思い、涙しました。

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