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御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
河童だ、悪いか!?
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第二十一話 君の名は?編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるため、西を目指して旅をしています。


 強敵だった河童を倒した後会議を開いて樹里の一声で河童を弟子にする事になりました。


 河童に酷い目に遭わされた豚の妖怪亜梨沙と龍だけど馬の馨は気分が悪そうです。


「私を許して下さるのですか、お坊様」


 河童は涙ぐみます。その顔を見て馨は恋に落ちてしまいました。


「私からもお願いします、お師匠様」


 突然の裏切りに亜梨沙は唖然とします。


「そうなんですか」


 樹里は笑顔で馨を見ました。そして、


「貴女は天界に戻りたいのでしょう? 私を食べても天界には戻れませんよ」


とまともな事を言ったので、左京が元に戻りました。


「ありがとうございます」


 河童は樹里の弟子となりました。


「名前は何て言うんだ?」


 左京が言います。すると樹里が、


「三平さんですよ」


「違います、お師匠様」


 河童が即座に否定します。


「でも河童と言えば三平では?」


「誰が水木茂だ!?」


 河童の名は「蘭」でした。

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