表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
河童だ、悪いか!?
20/1000

第二十話 更に弟子編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるため、西を目指しています。


 途中、様々な困難に出会いましたが、持ち前の笑顔で乗り切って来ました。


「本当にあの笑顔は凶器だ」


 石猿の孫左京はすっかり樹里の虜です。


 左京の活躍で倒した河童をどうするか会議中です。


 河童は縄で縛って木に吊るされています。


「こんな女、切り刻んで殺しちゃいましょうよ」


 豚の妖怪亜梨沙が言います。


「でもその前に胸当てと腰蓑の中を確認しないと」


 実は龍の馬も本当はエロいようです。


「俺はお師匠様のご判断にお任せします」


 左京は樹里を見ました。樹里は目を瞑っています。


 亜梨沙も馬の馨も樹里を見ました。


「おはようございます」


 樹里は目を開けて言いました。寝ていたようです。


「勘弁して下さい」


 左京は泣いて懇願しました。


「河童さんは弟子にします」


 樹里が言いました。


「どうしてですか?」


 左京が尋ねます。すると樹里は、


「どうしてでしょう?」


 左京はまた石化してしまいました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ