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第百九十四話 巨大な魔物編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 樹里達は峠を越え、大きな湖のある国に出ました。


「榛名湖ですか?」


 樹里が言います。


「違います、お師匠様」


 孫左京はローカルなボケに項垂れます。


「蘭湖と言う湖です。凶暴な魔物が棲んでいると聞きました」


 蘭が言いました。


「あんたの事じゃないの?」


 亜梨沙がすかさず茶化します。


「そう言われると思ったから、調べたのよ」


 蘭は紙を取り出して、


「湖周辺に住む人々の言い伝えでは霊媚阿壇れびあたんという大きな鯨のような魔物が棲んでいるとか」


「そうなんですか」


 樹里が笑顔全開で言います。


「何だ?」


 左京が前から列を成して歩いて来る一団に気づきます。


 黒尽くめの服を着て、頭がすっぽり隠れる黒い頭巾を被った人達です。


「レービアタン、レービアタン……」


 左京達はその声にギョッとします。


「え?」


 気づくと樹里達はその一団に囲まれています。


 左京が樹里を庇うように立ちました。

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