表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
河童だ、悪いか!?
18/1000

第十八話 河童の正体編

 御徒町樹里はありがたい教典を授かるために西を目指しています。


 旅の途中で出会った女の河童に、本当は龍の馬と豚の妖怪の亜梨沙が倒されてしまいました。


 河童が樹里に襲いかかろうとした時、樹里に下心がある石猿の孫左京が戻りました。


「あんたの事は知っているよ、孫左京」


 河童が言います。左京は、


「言っておくが俺は球団は持っていないぞ」


「わかってるよ。私だって天界にいたんだからさ」


「何!?」


 河童の意外な過去に驚く左京です。河童はキッと左京を睨みつけ、


「私は天帝の近衛大将だったのさ」


と言いながらも胸の谷間を強調します。


「おお」


 左京は思わず見入ってしまいます。


「隙あり!」


 河童が口から粘液を吐きます。


 左京は素早くかわしましたが粘液は左京を追いかけて絡みつきました。


「ううっ!」


 左京は動けなくなりました。


「昔年の怨み、今晴らすぞ」


「関根勤の怨みですか?」


 樹里が言います。


「誰がそんな事言った!?」


 河童がまた切れました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ