表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
171/1000

第百七十一話 鉄扇公主の息子編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 樹里達一行は、深い森の中で妙な妖怪に出会いました。


 孫左京はその妖怪を知っているらしく、


「てめえは紅孩児こうがいじか?」


「猿に呼び捨てにされる覚えはない。よくもママを苛めたな」


 紅孩児は左京を睨みつけます。


「ママ? 鉄扇公主を苛めた覚えはないぞ」


 左京が言い返します。


「鉄扇公主の子供なの?」


 亜梨沙が驚きます。


「豚、ママを呼び捨てにするな」


「何ですって!?」


 亜梨沙が切れます。


「亜梨沙、そいつ、芭蕉扇を持ってるわ」


 蘭が囁きます。


「え?」


 亜梨沙は馬の馨の後ろに隠れます。


「河童、伊達に年食ってないな」


 紅孩児は口が悪いようです。


「うるさいわね!」


 蘭も切れました。紅孩児は芭蕉扇を出し、


「ママの仇だ!」


といきなり振るいます。


「きゃあ!」


「にゃん!」


 亜梨沙と蘭とリックが飛ばされて、木に叩きつけられます。


「次は貴様だ、孫左京!」


 紅孩児は左京を見ました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ