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第百六十八話 太上老君現る編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
樹里達一行は何とか六耳獼猴を撃退しました。
彼の背後にいる第六天魔王は更に強力な敵です。
「ほい」
樹里達の所に太上老君がやって来ました。
「何しに来た、ジジイ?」
孫左京が睨みます。
「左京、失礼よ!」
天界にいた事がある蘭が窘めます。
「こたびはようやったな、猿」
老君はそう言いながら亜梨沙の巨乳を揉みます。
「何すんのよ!」
亜梨沙が殴ろうとしますが老君はそれをかわし今度は蘭のお尻を触ります。
「お止め下さい」
蘭は老君と顔見知りなのできつい事が言えません。
「いい加減にしろ!」
左京が老君を如意棒で殴ります。
「さすがに痛いぞ、それは」
涙目で抗議する老君ですが、蘭と亜梨沙の冷たい視線を浴び、しょげます。
「そんな事をしに来た訳じゃねえだろ? 用件を言え」
左京は樹里を庇いながら言います。
老君が樹里にエロ攻撃をしたら容赦なく叩き伏せるつもりです。