表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
160/1000

第百六十話 樹里、真言を授かる編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 孫左京は西の龍王に如意棒を返しました。


 そして代わりに欲しい物があると言います。


「何が欲しいのだ?」


 龍王は警戒して尋ねます。馨も心配そうです。


「お師匠様に龍王の真言をくれ。それだけだ」


 左京は跪いて言った。


「お猿さん」


 樹里がウルウルした瞳で左京を見ます。


 龍王はニヤリとして、


「わかった。良かろう」


「この申込書に必要事項を記入して下さい」


 馨が書類を差し出します。左京は唖然としました。


「そうなんですか」


 樹里は書類に書き込みます。


「本来であれば有料だが今までの活躍と柱を返した事で無料だ」


 龍王が恩着せがましく言うと馨が、


「有料なんて嘘ですから気にしないで下さい」


「バラすな、阿呆!」


 龍王は馨に怒鳴りました。


「八大龍王の真言は、オンメイギャシャニエイソワカじゃ。それを唱えればたちまち洪水が起こり、敵を呑み込む」


「そうなんですか」


 樹里は笑顔全開です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ