表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
158/1000

第百五十八話 太上老君対六耳獼猴編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 樹里に敗れた孫右京こと六耳獼猴ろくじびこうは、天界の太上老君の邸に行きました。


「ジジイ! 覚悟しろ!」


 六耳獼猴は正体を現しました。孫左京とは似ても似つかない凶悪な顔です。


 でも怖さなら河東真君かとうしんくんの方が上です。


 六耳獼猴が乗り込むと、老君は庭で椅子に座って眠っています。


「死ね!」


 六耳獼猴が老君に襲いかかりました。


「ほい」


 しかし老君は寝たフリをしていたのです。


 あっさりと攻撃をかわします。


「おのれ!」


 六耳獼猴は更に老君に向かいますが、


「ほい」


と老君が杖を出したのでギョッとして飛び退きました。


「単純な奴じゃな。お主を封じる杖なぞ楊枝のように沢山あるぞ」


 老君がドサッと杖を出したので、


「ひ!」


 六耳獼猴慌てて逃げ去りました。


「何じゃ、つまらん」


 老君は真顔になって、


「奴が術を使えるという事は、彼奴あやつが動いたか」


と呟きました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ