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第百五十三話 河東真君敗れる編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 天帝の妃の弟の奥さんの従弟である河東真君かとうしんくんは孫右京にあしらわれています。


「弱過ぎますねえ、バ河東真君。左京の方がまだ骨がありましたよ」


「うぬぬ!」


 河東真君は顔を真っ赤にして怒りました。


「許さぬ!」


 青龍刀で斬りつけます。右京はそれをあっさりかわします。


「は!」


 右京は耳から出した如意棒で河東真君を叩き伏せます。


「まだだ!」


 河東真君は如意棒を跳ね除け右京の懐に飛び込みました。


「む?」


 一瞬焦ったかに見えた右京ですが、


「醜い顔ですねえ、貴方」


と言うと腹に如意棒を打ち込みます。


「ぐおお……」


 河東真君は堪らず膝から崩れます。


「はあ!」


 更に如意棒がその後頭部を打とうとした時、


「待てよ!」


 左京の如意棒がそれを止めます。


「何をしているのですか? この男は貴方の仇ですよ」


 右京が澄ました顔で言います。


「うるせえ!」


 左京は如意棒を構えました。

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