表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
146/1000

第百四十六話 孫右京の急襲編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 樹里達の前に孫左京に瓜二つの孫右京が現れました。


「左京ったら、何気取ってるの? 似合わないわよ」


 亜梨沙が鼻で笑います。すると右京は笑顔のままで、


「豚はお黙りなさい」


といきなり如意棒を出して亜梨沙を叩き伏せました。


「ぎゃ!」


 亜梨沙は豚の姿になって気絶です。


「あんた誰?」


 蘭が樹里を庇いながら右京に尋ねます。


「私は孫右京。左京は私の愚弟です」


「え?」


 蘭と馨は顔を見合わせます。


「蘭さんはお元気ですか?」


 樹里が尋ねます。右京は笑顔で、


「私はその右京ではありませんよ、お坊様」


と冷静に返します。


「お師匠様のボケが不発に終わったにゃん」


 リックが知った風な口を利きます。


「さて、皆さんの楽しい旅はここでおしまいです。お疲れ様でした」


 右京はそう言うと、瞬く間に蘭と馨を打ち据え、リックを蹴り飛ばします。


「にゃーん!」


 リックは遥か彼方に飛んで星になりました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ