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第百四十四話 渚の秘密編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
樹里の幼馴染の渚が現れました。
また偽物かと孫左京達は焦りましたがどうやら本物のようです。
「じゃあね、樹里。また会いましょう」
そう言うと渚は消えてしまいました。
「ゆ、幽霊?」
亜梨沙と蘭は自分達が妖怪なのに震えます。
「渚さんは自分が亡くなった事を自覚していないのです。それで双子の妹が亡くなったなどと言っているのです」
樹里の悲しそうな顔に左京は鼻血を垂らしました。
「何妄想してんの、エロ猿!」
蘭が怒ります。すると猫のリックも鼻血を出していました。
「エロいオヤジばっかね」
亜梨沙も呆れます。
馬の馨は慌てて顔を俯かせて鼻血を誤魔化しました。
樹里達は渚のために読経しその国を出発します。
左京は神妙な顔です。
「どうしたの、左京?」
亜梨沙が尋ねます。
「狐の黒幕だよ。多分奴だ」
「和田○キ子?」
「違うよ!」
作者は命がやばいです。(そんな事はありません 作者)