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第百四十一話 遂に決着編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 二人の樹里にウットリする孫左京に、


「こら!」


と亜梨沙がハリセンチョップです。


「あ、いかん」


 左京は我に返り、


「偽物はお前だ!」


と如意棒で突きました。偽物はバッと飛び退きます。


「何故わかった?」


 狐が睨みました。


「アホか。尻尾が出てるんだよ!」


 かなり間抜けな化けっぷりです。


 更に攻撃する左京ですが、


「お猿さん」


 樹里の顔でウルウルされ殴れません。


「バカめ!」


 狐の尻尾が如意棒を弾き飛ばします。


「何やってんのよ、バカ左京!」


 亜梨沙が罵ります。


「どうだ、猿。私が偽物とわかっても攻撃できまい?」


 狐が化けた樹里が目をキラキラさせます。


 左京は何もできません。すると本物の樹里が、


「オンマリシエイソワカ!」


と摩利支天の真言を唱えました。


「ぐお!」


 狐の化けの皮が剥がれます。


「ヤロウ!」


 呼び戻した如意棒で左京は狐を叩き伏せました。


「むぎゅう」


 狐は気絶しました。

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