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第百三十六話 樹里、更に九尾の狐と対決する?編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
樹里は九尾の狐と話をしています。
九尾の狐は樹里のボケに疲れ、息も絶え絶えです。
「ところでハイキングウォーキングさん」
「誰がコーラコントだ!」
すでに相手が誰なのかわからないボケです。
「じゃあ、藤子不二雄さんですか?」
「誰がオバQだ!」
狐はもう突っ込むのも嫌になっています。
「貴女は何のために私をさらったのですか?」
ようやくまともな質問です。
「知れた事。お前にありがたい経典を手に入れてもらっては困るからさ。金ちゃん銀ちゃんが更生しようがどうしようが関係ないのさ」
狐は本音を吐きました。樹里は笑顔全開で、
「そうなんですか」
その時狐は猫のリックがいないのに気づきました。
「まさか、あの猫がここを抜け出せるように私の気を引いていたのか?」
九尾の狐は歯軋りしました。樹里は、
「違いますよ。私はお話が好きなんです」
「嘘を吐くな!」
九尾の狐は切れました。