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第百二十八話 九尾の狐の復讐編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
樹里達は樹里の幼馴染を名乗る渚の邸に行きましたが渚の正体は九尾の狐でした。
「金ちゃん銀ちゃんだと?」
孫左京が眉をひそめます。
「そうだよ。あいつらはガキの頃から私が世話をしていたんだ。余計な事しやがってさ!」
狐は牙を剥いて樹里を威嚇します。
「そうなんですか」
樹里は笑顔全開です。
「死にな、坊主!」
九尾の狐がニヤリとすると周りの壁全体が狐に変化しました。
「げ」
左京は慌てて身体の毛をむしり分身を出します。
「雑魚を片づけろ!」
チビ左京が狐に向かいます。
「やるね。でも私の方が強いよ!」
九尾の狐が左京に襲い掛かります。
「おらあ!」
左京は如意棒を振るいます。
「何?」
亜梨沙達がその騒ぎに目を覚まします。
「きゃ、何これ?」
無数の狐達がミニ左京達と戦っています。
「そいつらを頼む」
左京が言います。
「あいよ!」
亜梨沙と蘭は樹里を庇いながら狐を撃退しました。