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第十二話 亜梨沙の正体編
仏様の国へと旅をしている御徒町樹里一行はある町の宿屋でもてなしを受けました。
意地汚い猿の孫左京と巨乳妖怪の亜梨沙は食堂で寝てしまいました。
左京が豚の鳴き声で目を覚ますと何と亜梨沙が豚になっていました。
「亜梨沙、お前……」
左京は恋人同士だった事もある不二子的存在の亜梨沙の正体に驚愕しました。
「左京、私を嫌いになった?」
亜梨沙は妖術で巨乳の美女になっていたのです。
「嫌いにはならないが消したい過去の記憶はある」
左京は身震いしました。亜梨沙は巨乳美女に変身して、
「これでも?」
「う……」
スケベな左京はあっさりと亜梨沙とよりを戻して、その巨乳を堪能しました。
翌朝です。
亜梨沙は樹里に自分の正体を明かして詫びました。
「そうなんですか」
全然気にならない樹里です。
「次はレンガの家を造るのですね?」
「お師匠様、それ、違う話です」
亜梨沙は泣きながら言いました。
「そうなんですか」
こうして一行は再び西を目指しました。