表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
羊だ、ヒロシじゃなかとです
116/1000

第百十六話 逃亡者リック編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 猫のリックは羊妖怪と孫左京に睨まれ、風前の灯状態です。


(どっちに着くのが正解かにゃ?)


 小さい脳みそをフル回転させてリックは考えます。


 そしてハタと閃きます。


「兄貴の言う通りにしたけど、兄貴が言う程羊はバカじゃなかったにゃん」


 リックは全部左京のせいにしてこの場から逃げるつもりです。


「貴様か、この私を騙したのは!」


 羊妖怪が左京を睨みます。


「あのな!」


 左京が探すと、リックはすでに逃げた後です。


「てめえをぶっ飛ばしてから考えるよ、あのエロ猫の事はな!」


 左京は如意棒を振りかざします。


「そんなものでこの私が倒せるか!」


 羊妖怪は巨大化します。その背丈は某東京タワー並みです。


 左京も驚いてしまいました。


 


 リックは森を抜け牧草地に戻って来ました。


「ここまで来れば大丈夫にゃん」


「何が大丈夫だって?」


 鬼の形相の亜梨沙と蘭がいました。


 リックは少しチビりました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ