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御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
羊だ、ヒロシじゃなかとです
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第百十四話 羊妖怪現る編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 樹里達は羊の妖怪がいる森に着きました。


「亜梨沙と蘭はお師匠様を守ってくれ。俺と馨で妖怪を倒す」


 孫左京が言うと、


「お師匠様、いないよ」


 亜梨沙が言いました。


「何ィ!?」


 顎も外れんばかりに驚く左京です。


 


 その頃樹里は猫のリックと森を歩いていました。


「羊さんはもの凄く強くて僕でも敵わなかったにゃん」


「そうなんですか」


 樹里は笑顔でリックについて行きます。


「連れて来ましたにゃん」


「そうか」


 樹里の前に巨大な羊が現れました。


「お前が旅の僧か?」


「はい。貴方がひろしさんですね?」


 樹里が尋ねます。


「さんずいはいらねえんだよ!」


 妖怪は切れました。


「では、氵さん」


「さんずいを残すな! 俺は羊だ!」


「そうなんですか」


 樹里は笑顔全開です。


 妖怪は怒り疲れています。


「本当に高名な旅の僧なのか?」


 羊妖怪が尋ねます。


「間違いないですにゃん」


 リックは焦っていました。

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