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御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
虎だ、お前は虎になるのだ
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第百七話 孫左京の反撃編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 虎大王の罠で力を失った孫左京。


 しかし、ある事故のおかげで完全復活です。


「何だ?」


 虎大王は唖然とします。


「うおお!」


 左京は如意棒を拾うと、一気に大王の前へと飛びます。


「うわ!」


 大王は左京の攻撃をかわし、飛び退きます。


「どうしてだ? 何が起こったのだ?」


 大王には訳がわかりません。


「おらあ!」


 如意棒が大王の鎖鎌を弾きます。


「くそ」


 大王は抜け穴を使って逃げました。


「待てこら!」


 穴は塞がり、入れません。


 亜梨沙が、


「城の様子が変よ」


「何?」


 振動が伝わって来ます。


「崩れるのか」


 左京は樹里に、


「失礼します」


と言うと抱きかかえ、


「逃げるぞ、亜梨沙」


「はいな」


 三人は崩壊し始めた虎大王の城から脱出しました。


「逃がさねえぞ」


 左京はきんと雲で大王を追いかけます。


「亜梨沙、お師匠様を頼む」


「はいな」


 亜梨沙が応じました。


「お猿さん」


 樹里は左京の無事を祈りました。

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