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草ヒロのジムニーノマド発見その1

 険しい山道を進むにつれ、幸広と和広の兄弟は、次第に自然の静寂に包まれていった。鳥のさえずりや木々のざわめきが心地よく響く。

 父親の撮った写真とインターネットで見た伝説の草ヒロのジムニーノマドを探し周っていた。


「この辺りだったと思うんだよな、オヤジが撮った写真だと」


と、和広が呟く。


幸広は頷きながら、周囲を注意深く見回した。


「確かに。掲示板ではジムニーノマドがここの林道にあるはずだって書いていたよな。」


 和広が


「なんか、そこに車がある!」


と、指をさして叫ぶ。


「どれだ。和広!」


 二人は、その車へ近付く。そして、草木をかき分けた。5ドアの草ヒロが、姿を現した。


「和広。これが伝説のジムニーノマドか?」


幸広は、興奮しながら和広に言う。和広はインターネットの画像と見比べ、


「兄貴、残念なお知らせ。テリオスキッドだって…」


「なーんだよ和広。テリオスキッドか…」


「兄貴…ごめん…」


「はぁ~」


幸広は、溜め息をしてがっかりした。


 



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