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冒険に

和広はその写真をじっと見つめながら、


「この林道、すごく雰囲気があるな。オヤジがここでどんな冒険をしたのか、話してくれたことあったっけ?」


幸広は少し考えた後、微笑んで答えた。


「そうだな、確かオヤジが言ってたのは、この道を何度も走ったってことだ。特に雨上がりの日は、ぬかるんだ道が挑戦的で、ジムニーノマドの力を試すにはもってこいだったって。借り物のジムニーだったらしいよ」


和広はその話を聞いて、父親の冒険心に思いを馳せた。


「オヤジって本当に車が好きだったんだな。その情熱が写真にもよく現れてる」


そして、ふと和広は思いついたように顔を上げた。


「なぁ、兄貴。今度、俺たちもこの林道に行ってみないか?オヤジがどんな風景を見てたのか、自分たちの目で確かめたいんだ」


幸広は少し驚いた表情を見せたが、すぐにその目に同じ冒険心が宿った。


「ナイスアイディアだな和広。オヤジの写真を手がかりにして、俺たちの冒険を始めよう」


 こうして、兄弟は父親の思い出を胸に、新たな冒険の計画を立て始めた。アルバムに残された写真が、今度は彼らの旅の羅針盤となるのだった。



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