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未来の日本と失われた過去

 行き交う車は、電気自動車ばかりが目立つ街の中。そして、田んぼや山が広がる田舎町も電気自動車が颯爽と走り去る2075年の日本の風景である。街のあちこちには充電ステーションが設置され、静かにエネルギーを補給する車たちが並んでいた。環境に優しいとされるこの未来の光景は、多くの人々にとって当たり前のものとなっていた。


 しかし、その一方で、少数の車愛好家たちは、過去の内燃エンジン車に特別な魅力を感じ続けていた。彼らにとって、エンジンの振動や独特の排気音は、単なる移動手段以上のものだった。そんな中、伝説の車、ジムニーノマドの噂がひっそりと広がっていた。


 ジムニーノマドは、かつてスズキが製造したジムニーシリーズの一部として知られていた。しかし、この特別な5ドアモデルは、他のモデルとは一線を画す存在だった。耐久性のあるボディと優れたオフロード性能を持つこの車は、愛好家たちの間で「ノマド」という愛称で親しまれていた。


 日本に現存する最後の1台のジムニーノマドが、何処かの山奥の林道で草木に覆われて草ヒロになっているという都市伝説が広がった。それを聞きつけた双子の兄弟の兄の幸広と弟の和広が探し始める。



 

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