表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空想怪奇ラフ  作者: 蟹谷梅次
空想怪奇ラフ 呪縛箱
44/100

第44話 呪縛箱 5

 ──なんとも「辛勝」というふうにだけれど。

 おばけに勝つことが出来た。息切れをしていて、背中には汗がびっしょり。赤色のオーラを収めるとある程度回復した。霊力は生命エネルギーのようなものらしい。


「さてこれから……どうしたものか」

「どうしたもこうしたも現れる怪異を壊すまでじゃないかな」


 俺たちはとりあえず岩手山に向かって歩いてみることにした。そうしていると、白くのっぺりとした大きな細身の化け物が落ちてきた。


「ナナシだっ」

「多すぎねぇ?」

「量産型戦闘員って師匠が言っていたな」


 俺は持ち運び用悠コレクションから「はじめてのお泊まり会の写真」を取り出すと、キスをした。……2秒から……3秒ほど。どれだけ接吻してたか分からねェ。


「いくぞテメェら……まだまだ暴れられるよな?」

「当たり前だろ」

「一番心配なのはお前だよ、隼人」

「隼人体力ねェもんな」

「じゃああれやるか」

「「あれ?」」

「競い合い」


 いいね、と一郎くんが笑う。


「最初にバテた奴ザコ!」


 弾くんが笑いながら言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ