表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空想怪奇ラフ  作者: 蟹谷梅次
空想怪奇ラフ 呪縛箱
33/100

第33話 謎老人

 本屋で怪談本を買った帰りに畦道を歩いていると、前から自転車が走ってきた。「こんな日に危ないなぁ」と思っていると、異変に気がついた。その自転車に乗っていたのはシワ一つ無い……それどころか、皮膚と骨しか無いような、骸骨のようなからからとした老人だったのだ。その老人は前のかごに何かを入れていた。


「エヘエヘエヘ、エヘエヘエヘ、エヘエヘエヘ……エヘエヘエヘ、エヘエヘエヘ、エヘエヘエヘ……みんなあ、若いのお。岩手山のみなぶねは元気け〜」

「みなぶね……?」

「みなぶねに飯をやるなーっ」

「ひゃっ」


 老人はいきなりペダル踏みしめて何処かに行ってしまった。


「みなぶねってなんだよ……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ