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95.おかしい人
俺はマリンの実家、竜宮城へとやってきてる。
誰かに操られてるだろう、人魚の群れが、侵入者である俺に襲いかかってくる。
が。
「す、すごいですぅ……」
倒れている人魚を見ながら、マリンがつぶやく。
「人間が海中で、人魚を圧倒するなんて、ありえないですぅ……」
まあ確かに常人は海の、こんな深い場所で普通に活動できないしな。
驚くのも無理はないか。
それにしても……。
「なんか人魚ってたいしたことないな」
マリンが見下すものだから、てっきり人魚って人間を圧倒するスペックがあるのかとおもった。
が、実際はどうだ。
「あ、また人魚」
今度は10人くらいの人魚が俺を取り囲んできた。
両手を前に突き出すと、俺を中心としてうずしおが発生。
激しい水流に翻弄されそうになる……が。
「ふん」
ぱん!
俺が【無敵】を一瞬だけ発動させると、うずしおが解除される。
俺は地面を蹴って人魚達の首筋に麻痺毒を注入。
「やっぱ弱いな人魚」
「いやいやいや! つよいんですよぅ! 今の技だってねえ! 人魚の秘術ですよ! 中に入った生物は最後! 体がバラバラになってしまうです!」
「なってねーけど」
「あんたがおかしんでしょ!?」




