表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル【無】の俺が世界最強 スキル無しと馬鹿にされた俺、実は無限に進化するSSS級スキル所持者でした【5月1日発売】  作者: 茨木野


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

304/312

304.

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。

「ふ、ふざけるな……ッ!」


 エリンは震える手で腰の短剣を拾い上げ、再び俺に向けた。

 その瞳には、敗北を認めたくない意地と、人間への激しい敵意が燃え盛っている。


「情けをかけられたまま生き恥を晒せるか! 私はエルフの誇りにかけて、貴様を討つ!」

「エリン様! もうおやめください!」


 茂みの中から、数人のエルフたちが飛び出してきた。

 彼女の部下たちだ。彼らは慌ててエリンの前に立ち塞がり、必死に説得を試みる。


「勝負はついています! これ以上は無益です!」

「そうだ! この男は我々を殺そうとはしていない! 一度、里長の判断を仰ぐべきです!」

「うるさい、うるさい、うるさぁぁぁぁいッ!!」


 エリンが金切り声を上げて、味方の制止を振り払う。


「人間は敵だ! 森を汚す害虫だ! 里長に合わせるまでもない、ここで私が始末する! どけ、邪魔をするならお前たちも同罪だぞ!」


 完全に血が頭に上っている。

 聞く耳持たずといった様子で、彼女は殺気立っていた。

 部下のエルフたちも、彼女の剣幕に押されてたじろいでいる。


 やれやれ。

 少し、お灸を据える必要があるか。


「……いい加減にしろ」


 俺は小さく呟き、纏っていた空気を変えた。

 ほんの一瞬。

 針の穴を通すような一点集中の『威圧』を、エリンだけに向けて放つ。


 ドッッッ!!


 大気が爆ぜたような錯覚。

 濃密な死のイメージが、物理的な質量を持って彼女に降り注ぐ。


「――ひっ、ぐ……ッ!?」


 エリンの動きが凍りついた。

 彼女の瞳孔が開き、ガタガタと膝が震え始める。

 彼女の目には今、俺が巨大な死神か何かに見えているはずだ。


「あ……が……」


 カラン。

 短剣が手から滑り落ちる。

 続けて、エリンの体が糸の切れた人形のように崩れ落ちた。


 ドサッ。


 白目を剥いて、完全に気絶している。

 泡を吹いていないだけマシか。


「すまない。少し脅かしすぎたか」


 俺が威圧を解くと、周囲のエルフたちが「はっ」と息を呑んだ。

 彼らにも余波が伝わっていたのだろう。

 全員が顔面蒼白で、脂汗を流している。


「い、いえ……! ご配慮、感謝いたします……!」


 部下の一人、リーダー格と思われる男性エルフが、震える声で答えた。

 今の威圧で、彼らも理解したようだ。

 俺がその気になれば、瞬きする間に全員を殺せたということを。


「エリン様の無礼、部下としてお詫び申し上げます。……貴殿の力と器の大きさ、しかと見届けました」


 彼は深く頭を下げた。


「我々の里長が、貴殿らとの対話を望むでしょう。……案内いたします」

「ああ、頼む」


 こうして俺たちは、気絶したエリンを部下に運ばせ、エルフの里へと足を踏み入れることになった。


「うきゅう……」

「すまねえ、プチ」


 とばっちりで気絶させてしまったぷちに、俺は謝るのだった。

【お知らせ】

※2/5(木)


好評につき、連載版、投稿しました!



『【連載版】加護なしの第八王女は、前世が社畜だったので王宮生活がイージーモードにしか見えない』


https://ncode.syosetu.com/n8005ls/


広告下↓のリンクから飛べます。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
とばっちり!そういえば今プチはドラゴン?人型?さあ!どっち⁉
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ