301.
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
ヒュンッ!
風を切る鋭い音が響く。
眉間めがけて放たれた一本の矢。
俺は首をわずかに傾けるだけで、それを回避した。
頬を掠める風圧。
鋭い一撃だ。
だが、これで終わりではない。
ヒュ、ヒュヒュヒュヒュッ!
続けざまに放たれたのは、十、二十ではない。
視界を埋め尽くすような、矢の雨だ。
「ひぃいいい! や、やっぱり歓迎されてないよぉおおお!」
背中でプチが情けない悲鳴を上げる。
俺の腰に回された腕に、ぎゅうぅと力が込められる。
苦しい。
締め上げられる腹筋が悲鳴を上げそうだ。
こいつの馬鹿力の方が、矢よりもよほど殺傷能力があるんじゃないか。
俺はステップを踏む。
右へ、左へ。
最小限の動きで、降り注ぐ矢の隙間を縫うように避けていく。
地面に次々と矢が突き刺さり、剣山のような光景が出来上がっていく。
「アニキ、すごいぃ! 背中に目がついてるのぉ!?」
「前を見てりゃ、軌道くらい予測できる」
飛来する矢の角度、射手の方角、風向き。
それらを計算すれば、どこに落ちるかなんて手に取るように分かる。
俺にとっては、止まっているも同然だ。
だが、避けているうちに、ある違和感に気づく。
これだけの数の矢だ。
俺の背中に張り付いている、このデカいドラゴン娘に一本くらい当たってもおかしくない。
いや、普通ならもっとも面積の広いプチに当たるはずだ。
なのに、一本もかすりすらしていない。
射手たちは、器用にプチを避けて、俺だけを狙い撃ってきている。
「なるほどな」
俺は確信する。
こいつら、エルフたちは、このドラゴン娘を傷つけるつもりがないらしい。
殺意はあるが、それは俺に対してだけ。
無関係な、あるいは同族に近いと思われているプチを巻き込むつもりはないという理性が、彼らにはある。
なら、こちらも敵意で返すわけにはいかない。
礼儀には礼儀で返すべきだ。
俺は足を止め、両手を挙げて無抵抗の意思を示す。
「俺たちに戦う意思はない! 無駄なことはすんな! これ以上やるとけがするぞ!」
森の奥へ向かって、俺は声を張り上げた。
【お知らせ】
※1/22(木)
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