表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

273/289

273.安寧



 ……島内と上松が、戦いを望んでいないことを、無一郎に告げる。


「いや……そう言ってもだな……」


 まあ、こいつとしては、強い異能者を一人でも多く、公安にスカウトしたいんだろう。

 なにせ、怪異を倒せる人間が、現状いないらしいからな。


 島内は、強い結界術を使う。上松は言わずもがな。

 公安にとっては、そんな二人の異能者を手放すことを是とはできないんだろう。


「やる気無いやつを、組織に入れても足手まといにしかならないと、俺は思うんだが」

「…………」


「それに、公安は一般人の味方じゃあなかったのか? 戦いたくない一般人を戦いに巻き込むのは……」

「わかった、わかったよ」


 はぁ……と無一郎が大きくため息をつく。


「とりあえず、魔女さまに報告はする。けど……本人達が戦いたいと思ってない旨は、ちゃんと付け加えておくよ」


 よし……これでまあ大丈夫だろう。

 これで島内&上松が、怪異との戦いにかり出されることはない。


「逆に守ってやれよ。上松たちをさ。そうすりゃ……ま、少しくらい見返りがあるんじゃあねえか? 特に、島内からはよ」


 あいつの家には倉といって、異世界の魔道具をたんまり保管する場所が合った。

 島内に協力的になれば、多分その倉をかしてくれるのではないだろうか。


「俺から島内に話しはしてやるよ」

「すまない、頼むよ」


 はーあ、めんどくさ。ほんとめんどくせえなぁ……ったく。

【☆★おしらせ★☆】


先日の短編

好評につき連載版はじめました!!

ページ下部にリンクがございます!!


【連載版】転生幼女は愛猫とのんびり旅をする~「幼女だから」と捨てられましたが、実は神に愛されし聖女でした。神の怒りを買ったようですが、知りません。飼い猫(最強神)とともに異世界を気ままに旅してますので


または、以下のULRをコピーしてお使いください。


https://ncode.syosetu.com/n2793jy/



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ