263.正体
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
島内んちは、結構広かった。
和室がいくつもあった。長い廊下もあって、開田のじーさんちを彷彿とさせられる。
客間で待ってるように言われる。
しばらくすると、島内が戻ってきた。
「上松は?」
「ぐっすり寝てるよ。ぼくの部屋でね」
睡眠毒がよく効いてるようだ。
「で、島内よ。いくつか聞きたいことがあるんだけど」
「いいよ。ぼくとせっちゃんについてでしょ?」
そのとおりだ。
俺が求めているのは、異世界の技術だ。
「おまえと上松。異世界人なのか……? もしくは、異世界帰りの存在か?」
結界術に、異能。どちらも人間の力を遙かに超えるものだった。
異能者というくくりで見ても、この二人は突出してる。
となると、俺や開田高原のように、帰還者である可能性は高い。
「残念だけど、ぼくらはどちらとも、普通の日本人さ。異世界にいったことはない。ぼくら【は】ね」
「……そうか」
無一郎が俺の肩を叩く。(零美は車で待ってるそうだ)
「がっかりするな。次があるさ」
「……そうだな」
すると島内が言う。
「ぼくらは違うけど、ぼくの先祖は異世界人だって聞くよ」
「!? ほんとかっ!」
「うん。異世界人が、こっちにきて、その子孫がぼくのご先祖さま」
……!
よしっ、よし! 異世界を渡ったやつが島内の身内にはいるってことだ!
「上松さんはどうなんだ?」
と無一郎が島内に尋ねる。
「彼女はぼくのように、特別な家の生まれではないよ。ただ……前世があるようだ」
「ぜんせ……?」
「異世界人だったころの前世が、せっちゃんにはあるみたい」
【☆★おしらせ★☆】
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