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230/289

230.変化



 桜鬼を討伐し、【無害】で呪いを解いた。

 無一郎は本部に連絡。すぐに警察官たちが来て、桜にされていた人たちを保護してくれた。

 

 それを見届け、俺はパトカーに戻る。

 どかっ、と座る。


「ふぅ……」

『おつかれだな』


「こんなの、疲れたうちにはいらねーよ」


 あんな敵、向こうじゃごまんといたしな。

 それに理外の存在となってる俺は、あの程度じゃダメージを負わない。


 俺を傷つけられるのは勇者の聖武具だ。

 その勇者も、もうこの世界にはいないのだ。

 俺は負け無しの存在と言える。

 だからこれはまあ、討伐っていうより、作業に近いのだ。


『調子に乗ると足を掬われるぞ』

「別に調子になんてのってねー。事実だろうが」

『ま、そうだな』


 少しすると、無一郎がパトカーに戻ってくる。

 そして……がさっ、と俺に何かを突き出してきた。


「なんだこれ?」

「飯だ。おまえさっきから何も食べてなかったろう?」


 ……ほぉ。

 確かに無一郎の作業が一段落するまで、ずっと待っていた。


 その間にまあ、腹も減っていた。

 こいつはそれを察して飯を買ってきてくれたのだ。


 ……しかし。


「どーゆー風の吹き回しだよ。俺のこと嫌いじゃあなかったのか?」

「別に、好きではないだけだ」


 なんかこいつの心境の変化でもあったんだろうか。

 ま、どーでもいいや。


「ま、ありがたーく、受け取っとくよ」

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