223.待つ
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
俺と無一郎は風呂から上がる。
「ええ、はい。わかりました……」
無一郎が虚空に話しかけていた。
なんだこいつ……?
「松代。怪異が現れたそうだ」
「!」
怪異……魔物だ。俺は魔道具を作るために、たくさんの魔物を狩って、魔力結晶を手に入れる必要がある。
怪異が現れたとなれば、好都合だ。
行ってぶっ殺してやろう。
「どこだ?」
「松本だ」
「どこだよそれ」
「こっから車で2時間くらいのとこだ」
……どうやってその情報を掴んだのか。
いや、こいつの上司、魔女は心を読め、思念を伝えられるんだけっか。
魔女から連絡が入ったんだろう。
しかし二時間か。遠いな……。
まあいい。
「わかった。案内しろ」
「ああ」
俺は着替えて、外に出る。
……玄関へ行く前に、
「おい、ちょっと待ってろ」
「? ああ」
前はもっととげとげしていたのだが、色々あって、こいつの態度も軟化していた。
俺は、零美のところへいく。
部屋では零美が座って、俺の帰りを待っていた。
ぱぁ……! と笑顔になるも、すぐに真面目な顔になる。
「零美。悪い。用事ができた」
「そっか。了解したよ」
零美とは、出かける前に一言言うことを約束していたのだ。
「ふふっ、ありがとう。サイガ君。君はやっぱり優しいね」
「ちっ……」
俺はきびすを返し、出て行こうとする。
「ここで待ってるね」
「いや……いい。東京帰ってろよ。何時になるかわからねえし」
「いいや、君の帰りを待つよ」
……なんでだよ。
とは、言わなかった。キッとこいつの中の答えは決まってるし、その意志を揺るがすことができないのだろうし。
「わかった。行ってくる。すぐ帰る」
「ご武運を」
【☆★おしらせ★☆】
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