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180/289

180.終わらせる



松代まつしろSide》


 神坂さんが遠くで大怪獣バトルをやっている、とマリンから報告を受けた。


 俺は大賢者ジョン・スミスが作ったバイクにまたがって、サ=ドゥを目指す。


「呪具師……」


 妖刀のやつが言っていた。

 敵には、呪具師とよばれる、呪いの道具を作る存在がいると。


 そいつが今神坂さんと戦っているのだろう。

「妖刀、相手は神坂さんにしてもらうぞ」


 妖刀と呪具師は浅からぬ因縁があるといっていた。

 決着は自分で付けたかっただろう。だが……俺たちは今二手に分かれてる状態だ。


 こっから神坂さんのところに行ってる時間は無い。

 怪獣達が暴れてくれてるおかげで、敵の注意が完全に向こうに行ってる。


 その間に、一気に敵陣に乗り込み、木曽川、そして女神のクソ野郎を倒す。


『こっちのことは気にするな、おまえ様はおまえ様のすべきことをやってくれ』


 妖刀の表情はうかがえない。

 何を考えてるのかはわからない。だが……声の感じから、そこまで、呪具師を相手できないことに対して、何か特別に強い感情を抱いているようには感じない。


「悪いな」

『良い』


 俺はエンジンを吹かせ、一気にサ=ドゥへと向かう。

 全部を終わらせるために。

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