175.答え
神坂さんに暴れてもらっている側、俺たちは港町を脱出した。
「あの女は人殺さないでしょうか……?」
エリスはだいぶ不安そうにいう。
まあわからんでもない。あの人核兵器だから……
「制御装置もいるし、シロもいるから大丈夫だろ」
マリンは核兵器を眠らせることできるし、シロは結界を使えるらしいので、被害の拡大を防いでくれるだろうしな。
「私も残った方が……神との戦いで、私は役に立たないでしょうし」
まあ、な。
エリスはこの世界の人間だ。神に攻撃が通じない可能性は高い。
それでも、だ。
「俺はお前に、そばにいて欲しいんだよ」
「ダーリン……」
エリスは俺にとって精神の支えでもあるからな。
「サポートは任せる……」
「んちゅ〜♡」
このアホは、作戦行動中だというのに、発情してやがった。
年中発情期なんだからよぉ、こいつは。
「アホやってねえでいくぞ」
「でもぉ」
「これが終わったら、いくらでも抱いてやるよ」
「ほんとですかっ!」
もちろんだ。
女神倒して平和になったら、俺は結論を出そうと思う。
復讐を遂げた後、どうするかについて。
「じゃあ頑張ります! それまで我慢します」
「そうしておけ」
「終わったら1週間くらいずぅっとえっちしますからね!」
……エロ魔神がよぉ。まあ、嫌じゃないけどな。




