170.首都へ
船で伸びてる神坂さんをたたき起こしてきた。
「すごいよ松代君! 鮮やかな手際だったね!」
……神坂さんまるで見てきたかのように言う。
「え? 寝ている間のことも、見えてるよ?」
「…………」
神眼もうなんでもありかよ……。
「えへ♡ 神眼なんでもありって褒めてもらえたぁ~……♡」
心も読めるし、ものすごく遠くも見れるし、寝ていても外の様子が見えるなんて……なんというかチートだなこの人。
まあでも、ちょっと強すぎるのと、思想が行き過ぎるところがネックだが。
……あれ、結構使いどころ限られてくる、この人……?
「で、どうするの、この人達?」
一般人および勇者軍たちは、いったん建物に入れて軟禁させてもらっている。
彼らからすれば俺は神敵であることには変わりないのだ。たとえ、操られているとしても。
「処す?」
「処しません!」
この人ちょっと血の気多すぎない……!?
一番勇者の力渡しちゃいけない相手じゃないか……!?
「と、とりあえず、船の連中にここの人らを軟禁して貰っておく。用が済んだら解放して貰う」
「甘いんだね! ぶっ飛ばしちゃえば良いのに!」
……この人ほんと怖い。
「怖くないよ! ほんとだよ! ほらほら!」
「……ま、いくか」
とりあえずこの街で地図をゲットした。
皇国の地理は把握できた。
「【サ=ドゥ】ってのが、皇国の首都らしい。そこに……勇者軍の本拠地と、女神がいる」
サ=ドゥはこの島の中央都市だ。
「よし、いくぞ」
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