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153.見られてた



 女達を抱いた翌日。

 船の食堂にて。


「お、お、お」

「お?」


 ミサカさんが先に食堂に来ていた。

 俺の顔を見やるなり、かぁ……と頬を赤く染めてうつむいてしまった。


「どうしたんだ、ミサカさん?」

「ううんなんでもないよ嘘だよ!」

「どっちだよ……」


 ミサカさんが顔で手を覆いながら言う。


「……実は、わたし松代まつしろくんに言ってなかったことがあるの」

「ほぅ、なに?」


 ミサカさんが覆っていた手を外す。


「わたしの目……聖武具なんだ」

「へえ……。そういえば、全身が聖武具なんだっけ」


「うん……わたしの目、神眼って言ってね」

「ふんふん」

「凄い目なの」


「凄い目?」

「うん……たとえば、凄く遠くのモノを見たり……」


「ふんふん」

「壁の向こうにいるモノを見たり……」

「お、おう……」


 ………………あれ?

 なんか、とても嫌な予感がするぞ……。


 遠く離れたものを見て、壁越しにものを見れると……。

 なるほどなるほど……。


「………………もしかして、見ました?」

「ごごごご、ごめんなさぁあああああああああああああああああい!」


 ……なんてこった!

 同級生に……女とやってるところ、見られちまったじゃねえかぁああああああああああああああ!

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