表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

148/289

148.やば国



 俺たちを乗せた船は西へ向かっている。

 西の果てにある、神聖皇国。そこに勇者軍の本拠地がある。


「神聖皇国ってのはどういうとこなんだ?」


 船室にて。

 俺は神坂みさかさんに尋ねる。


「みんなが天導てんどう教会の教えを守ってる国だね」


 ……俺の腰掛けるベッド、その真横にぴったりくっつくように、神坂みさかさんが座っている。


 やだ怖い。


「その……天導てんどうってのは?」

「唯一神、ノアール様の教えっていわれてるね」

「唯一神……あの女神じゃなくて?」

「それとは別の神様」


 神ってそんなたくさんいるのか……。

 しかし、同じ宗教を全員が信じてる国、か。やっかいだな。


 神がこういった、とぬかせば、国民全員を操れるじゃねえか。


「這い寄る混沌の女神のやろうも、神の一柱なんだろ? ってことは……皇国の連中は女神の言いなりってこと?」

「全員ではないよ」


「そっか。なら安心だ」

「8割くらいかな」


 ほぼ全員じゃねえか!

 ちくしょう。神聖皇国、思った以上にやばいところだぞ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ