101.人魚ゲット
マリンの母親はすぐに目を覚ました。
黒獣の腕は呪物、そして母親……海の王の悪しき記憶を食らった。
さて、これで一件落着だ。
俺はさっさと帰ろうとする。
「おまちくださいませ」
目覚めた海の王、およびマリンが俺の前へとやってくる。
……ち。
「このたびは本当にありがとうございました。なんとお礼を言っていいやら」
「お礼なんていらねーよ」
俺は単に自分の自己満足のために、やっただけだ。
そういう意味でいったのだが。
ぱぁ……! と海の王が表情を明るくする。
「ありがとうございます!」
「?」
何お礼言ってるんだ、こいつ……。
「マリンちゃんも納得ですぅ♡」
雑魚が目を♡にしながら何か意味不明なことを言ってる。何を納得してるんだこいつ……?
「では、ママ。マリンちゃんは今日から、この旦那様の女となりますぅ~♡」
……………………は?
なん、だと……?
「どういうことだ?」
「我ら海の民は、受けた恩を必ず返すことを信条としております。この海を救ってくれた見返りとして、あなた様はマリンを要求しました」
は!?
「いつだよ!」
「先ほど、礼なんていらない。女をよこせと」
言ってねえ!
マジで礼なんていらないって意味。それ以上のそれ以下でもないのだ。
「海の王の娘をさしあげます。どうか可愛がってやってくださいませ」
「いらねええええええええ!」




