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序章
みなさま、お初にお目にかかります水遠と申します。この度はお目に止めていただきありがとうございます。
不慣れな部分もあるかとは思いますがよろしくお願いいたします(*´-`)
辺りもすっかり暗くなり静まり返った城内。
カインは城の一室でうとうとしていた。
「パパ」
呼ばれてゆっくり瞼を開くと最愛の娘が笑顔でわたしを見ていた
「どうした、眠れないのか」
わたしが優しく頭を撫でてやるとくすぐったそうに目を細めた。
「パパ、ママのお話きかせて」
彼女は眠れない時はいつも母親の話をねだる、同じ話をいつも聞かせてるが写真でしか知らない母親を知る唯一の方法なのかもしれない。
「またか、、、そうだな」
嫌そうにしながらもわたしも彼女の話をするのは嫌いではなかった。
じゃあ語ろうか、魔王でありながら英雄となった彼女の物語を、、、、、