何にだっていいことも悪いこともある
大晦日。それは殆どの人にとっては、ほっと一息をつくことができる休日である。
そしてそれと同時に、何かと忙しい一日でもある。
計画的な人間やこつこつと積み重ねられる人間にとってはそうではない可能性も高いけれど、だいたいの人間は大なり小なり怠け者だ。日々の疲れを癒したいと思うものの、そうはいかない場合も多い。
たとえば大掃除。これは普段からこまめに掃除をしていればやらなくてもいいことなのだろうけども、日々忙しかったりするとついサボりがちになってしまうものである。それゆえに細かいところまでまとめて片付けてやろうと思えば当然のように時間が必要になるわけだ。一年を通して溜まった埃の手強さは伊達ではない。
しかも、ただでさえ大変なその作業には、普段働いてるんだからたまの休みにはゆっくりさせろと、食っては寝るを繰り返す障害物が増えるというオマケもついてくることが確定しているのだから、気が重くなろうというものである。
ただでさえ豚なのに牛にもなるつもりかよ、なんて言いたくなってくるけれど。普段サボってる自分が一番悪いことはよくわかっているので口にはしない。しなかった。
……でもせめて、日記に吐き出すくらいは許してね。
そう思いながら、胸の内にあるもやもやを書き出して封印する。
掃除が自分の担当でよかったと思うのは、こういう瞬間くらいのものである。
お題:牛、大晦日、日記




