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学生だったら誰もが思うだろうこと
面の皮が厚いという言葉がある。
要点をまとめて話せという癖に、朝の集会やらイベントのときには一時間近く話を続ける校長やらのお偉方だけではなく。チョークで黒板に重要そうで全くそうではない事柄を書いているだけなのに、誰よりも世界を知っている気になっている教員に最も相応しい単語である。
――あまりにも長く辛い立っているだけの苦行に、今日もまたどこかの誰かが倒れた音がした。
そこからまた、最近の若者はという枕詞で長々しい話が続いていく。
……ああ、本当に面倒くさい。
面白くない話は誰も聞かないのだ。おまえらもそうだっただろうがと、そう思いつつも何も行動せずに大人しく立っている自分が悲しくて、心の中だけで大きくため息を吐いた。
学生だったら誰もが思うだろうこと




