はじめてのおつかい
「絶対に校正したくない著者が編集者にいろいろと丸投げするまで」の主人公のセンセに物申す物語。
「来月の新刊予定にもなかったよ。」orz
楽しみにしているラノベ3巻の発刊が全然予定されないこの不満をどこにぶつけたら。。。
「Y田氏のように泡風呂に行くお金もないしなぁ。。。」
スマホをいくらながめても、新刊が発刊されるという噂すら見つからない。せめてブラックアウトして異世界に拉致でもされればドンブラーとしてパパスを皆殺しにできるのに。。。
そうだ! 1年後の今頃ならきっと10巻ぐらいまで出てるだろう。ちょっと行って買ってこよう。
そう思い立つと俺はおもむろに机の引き出しを開けて飛び込んだ。暗い空間の中にある丼型の乗り物に滑り降りる。
その丼型タイムマシンであるレオパル丼を操作し1年後の駅前の本屋に向かうよう設定する。ただ現代人の俺はタイムマシンの運転免許を持っているわけではない。要は無免許運転なのだ。慎重にやらねば何が起きるかわからない。遠い時代まで飛ぼうとすると捕まるリスクが上がる。1年後でも結構な冒険だ。だが背に腹は変えられない。
「いざ1年後の世界へ」
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時間のトンネルを抜けると雪国、じゃなくて1年後の世界だった。見た目に大きな変化はない。建築中だったビルがオープンしてるぐらいか。流石に1年ぐらいじゃあんまり変わらないなぁ。ただ、ふと目についた東京オリンピックへのカウントダウンを告げる大きな垂れ幕がここが2020年であろうことを実感させる。
「まあ、とりあえず本屋だ。」
目的の駅前の大きな本屋に入る。ここは全国でも有数の売り場面積を誇る巨大書店で専門書やマニアックな本でもなんでも置いてあるお気に入りの本屋だ。
俺はまっすぐラノベコーナーを目指すと、途中、新刊のコミックが目に入った。
「あ! 異世界魔法と異世界メシの新刊コミックでてんじゃん。購入購入っと」
ちょっと浮気してしまった。あれ、そういえば「ぼっち」のコミックももう出てると思うんだけど、見当たらないなぁ。。。
(続く?)
数話で終わります。
スパイ○ーマンのロボとは関係ありません。