守護者の苦悩
神坂護は、勇者だった。政治の道具として扱われる異世界の勇者は、戦争の始まった世界では、そのための道具としても使われた。神によって選ばれた者のみが授けられる《恩恵》。例外なく強力な力を持つと言われるそれを、異世界人は、必ず持っているという言い伝えがあったからだ。それに、救われるはずだった今回の勇者は逆にそれに苦しめられることとなる。万人が本人の素養しだいで、後天的に持つことが出来る《スキル》。恩恵によって狂わされてしまった勇者が、何かを求めて、身につけたスキルとともに戦ってゆく。
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