We’re still staying at the dream
「We’re still staying at the dream」
雷鳴が轟き渡り 地面はひび割れる
僕らの脳に埋め込まれたプログラム
それは正しいとされてきた
でも今はそれが間違いだと君は知っている
君はあの甘く仄かな想い出さえ
信じられないようになってきている
朝方君に掛かってきた電話は
君の生活、君を囲っている文明への警告だ
魂を変えようと僕達は試みる
瞑想の海に身を委ねて
動き続ける歯車を止める鍵はないかと探す
無為な行為と知りながらもひたすらに
花はきっと芽吹くだろう
だが僕らの犯した罪は
その花でさえ業火で焼き尽くしてしまうだろう
悲しいことに それこそ僕達が大地に植えた種子の結果だ
全てのファクターがシリアスな方向に向かっている
憔悴しきった瞳で、僕らの未来を手繰り寄せようとする
それは余りにも脆く壊れやすい
甘美な幻想を伴うならなおさらだ
でも僕らはもう知っている
それらの夢は黄金の砂とともに手から零れ落ちてしまうだろうと
雷雲が空を覆い 大地は砕け散る
僕らの体に染み込んだエナジーシステム
それは正しいとされてきた
でも今はそれは信じるに値しないと君は知っている
君はあの切なく胸を締め付ける想い出さえ
振り切らなければならないように仕向けられている
夕刻君に届いた手紙は
君の暮らし、君を囲っている偉大なる科学への警鐘だ
「行」を変えようと僕らは試みる
追想の波に身を任せて
走り続ける機関車を止める術はないかと探す
不可能だと知りながらもひたすらに
花は美しく咲き誇るだろう
だが僕らの残した罪過は
その花でさえ粉塵となるべく燃やしてしまうだろう
顔を覆うべきことに それこそが僕らが地球に仕出かした仕打ちだ
全てのファクターがシリアスな帰結に向かっている
疲弊しきった体で、僕らの未来を手招いてみせる
それは余りにも残酷で痛々しい
甘美な希望を伴うならばなおさらだ
でも僕らはもう知っている
その夢は灰色の砂とともに手から零れ落ちてしまうだろうと
神秘がかった未来
閉ざされた未来
分刻みで変わる未来
思い出すことさえためらわれる未来
全てのファクターがシリアスな終末に向かっている
衰弱しきった意識で、僕らの未来に手を差し伸ばす
グレーゾーンに覆われた仕組みをすり抜けて
それは止めることが出来なかった文明の代償だ
でも僕らは知っている
その夢は君の遠くからの呼び声とともに手から零れ落ちてしまうだろうと
僕らは未だにその夢に留まっている
We’re still staying at the dream