話しませんか?
勇気を出して──
僕は、彼女を見ていることしか出来ない。
顔を合わせたら、軽く挨拶をする程度。
やっぱり、彼女は僕のことなんて眼中になくて、ただのクラスメートぐらいにしか認識してないのかな。
それでも、名前を呼んでくれた時は嬉しくて、内心ドキドキしてるんだ。
顔に出てないか心配で、でも彼女には関係なくて。
勇気を出して、話しかけられたらいいのに──
ある日、係が同じになった。
内心僕は、神様にお礼を言った。
いつも神様なんて信じてないのに。
こういう時だけ神様にすがるのは、いけないことでしょうか……?
でもやっぱり、こういう時しか僕は話せない。
だから、ちょっとだけ力を貸してください。
僕は、小さく深呼吸して、隣に居る彼女に声をかけた。
「あの──」
彼女がゆっくりこっちを向いた。
心臓がバクバクして、声が震えそうになる。
そうならないように、勇気を出して口を開いた。
「話しませんか?」
一瞬彼女はキョトンとしたあとふっと笑って、
「いいよ──」
と言ってくれた。
あぁ……神様ありがとうございます。
僕は今、とても幸せです──
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