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言語の壁


 やっと現実逃避と錯乱が終わったよ。


 なんでかって?


 そりゃぁ…ねぇ…

水の入ったアルミニウムバケツとデッキブラシを持っている、

そんな青年が目に入ったんだよ。


 もうね、機械としか思えないじゃないか。

うん、そうだ。夢じゃないみたいだから、さっさと成仏してしまおう。


「へい!そこの兄ちゃん!スクラップにしてくれ!」

「What!?」


 あれ?あー、そっか。そうだよなぁ、機械が喋るわけないもんなぁ。

先ほどの人が、一人連れてくる。なんだろう?

あ!英語か!そっか、ここ英語圏かぁ……。


 どうしようかなぁ……。

しょうがないなぁ。えーと、恥と無知をさらすけどいいかなぁ……。

よし!言うぞ!

「I am Japanese.(僕は日本人だよ)

However,I can't speak English well.(だけど英語を上手に話せない)

One day,I fall down from fifth floor.(ある日、5階から落ちた)

I died.(僕は死んだ)

When I noticed,I was here.」(僕は気づくとここにいた)


 片言です。日本語訛りです。どう見ても、中学生です。有難うございました。

あーあ、もう少し勉強していればよかった。

でも、もうそれも終わりさー。ん?あれ?これって・・・?


「Could you open the canopy?

And Push yellow button,please?」

要約すると、キャノピー開けて黄色のボタン押して?

と頼んじゃった。


 清掃員の方が呼んだ青年の人が、ちゃんと聞き分けてくれた。

やった!これで、言語の壁がなくなる!やったね、僕!




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