お話の始まり始まり
※小説に登場する国家や団体は、すべて架空となっております。
その点を良く理解してください。
僕の名前は……まあ、カケルでいいや。
僕は今日、家族とともに買い物に来ていたんだ。
買い物と言っても、買い物かごをカートに乗せて商品棚を物色……
なんてものじゃないよ?
大きな所で、横が1キロ・縦500メートルの大きな構造体。
じれったいなぁ。よくCMで、曜日ごとにポイント二倍! をしているところ。
そこに行ったんだ。
背の高いガラスにしきられた大きな吹き抜け。
僕はそこで、中学生の音楽の教科書4ページからある翼がほしい人物の歌を歌っていた。
勿論頭の中で。
中学生って言ってるけど、高校生だよ!
まぁ、突然の事なんてあるわけなんだ。
丁度、自分の隣にあるはずのガラスがないんだよ。
黒と黄色の棒は、なぜかない。赤のカラーリングと二本の白の線が入ったコーンしかない。
簡単に言うと、窃盗に落とされた。
窃盗が盗む⇒止めろと他人が乱入⇒どけと僕の居る方へ押される⇒ぼーっとしていて玉突きでフェードアウト
これだけで、わかってくれたらいいなぁ。
実は僕、鳥になりたかったんだ。
飛行機があるって?いいや違うね。空を悠々と飛び、地上を見下ろして飛ぶような……鳥に……
なりたかった。