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200字小説・300字小説

リップクリーム

作者: 柿原 凛

「最近ホント乾燥するよね。特に唇とかすぐひび割れたりしちゃう」

「リップ塗っとけ」

「今日持ってきてないんだ」

 なんて分かりやすい催促。

「そう思って買ってきてやったぞ」

 俺はぐりぐりと彼女の唇に塗りつけてやった。

 彼女は「んー!」とか言っている反面、目が笑っていない。しょんぼりしている。

 心のなかで微笑みながらティッシュを取り出した。

「はいはい、拭いてあげますねー」

「んー」

 これ俺がいつも使ってるリップだけど。

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] あれ? このオチ、自分の使ってるリップを彼女に塗った、てことですよね⁈ いいオチだと思うんですが、違う? それにしても、200字でこの密度!お見事。
[良い点] 彼女の唇に自分のリップ。良いですね!
[一言] 彼女のプルプルとはねるピンク色の唇。そこから漏れ出る吐息。妄想が止まりませんでした。これが、夜の力というやつです。 今度、彼女に試してみようと思います。あ、その前に彼女をつくらなければ………
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