晩ご飯事件
もはや主の趣味←
「そろそろ晩飯の時間か…」
「なにか手伝う。」
「んじゃあ…そこの野菜、きっといてくれ。」
そう。これが全ての発端だ。
まさかこんなことになるとは、俺は思っても見なかった…。
まさか…
野菜が血まみれになるなんて…
「おいッ小崎!!お前手ェ大丈夫か?!」
「平気…ザクっ…いたっ」
「いいから!もういいから…ちょっと待ってろ…。」
俺は部屋から救急BOXを持ってきた。
「ほら、手貸せ…」
消毒液を垂らす。
「いっ!」
「我慢しろって…ほら。」
「ごめんね…。」
小崎は今にも泣きそうだ。
「私、何にも役にたたない…こんな腕いらないっ…!」
「ちょっ!はやまるなッ!」
小崎は自分の腕に刃物を向ける。
「どうせ私なんて役にたたないッないほうがマシだよねッ!」
「おい!やめろ…」
俺は小崎の体を自分に引き寄せた。
「あっ…」
「お前の腕がなかったら、俺に抱きつけないだろ…」
われながらキモイ&恥ずかしい事を…
「…気を使わせちゃってごめんね…。」
小崎はぎゅっと抱きつく。
「わっ…っ~…」
俺は恥ずかしくて赤面したが、見られてないから別にいいや。と思い、強く抱きしめてやった。
「く…くるし…」
「うぉぉぉっ(|||´∀`)ごめんッ!」
俺は急いでその身を離れた。
「別に…いいよ。ねえ、チューしよ?」
「えッ。お前本当好きだな…」
ちゅ
俺は自分からキスをしてやった。
「俺はただ、お前がしたいっつったからしてやっただけだからな…。」
「ツンデレ?可愛いなぁ…大好き。」
「はぁっ?!ツンデレじゃねえし!」
その後、晩ご飯の「かれぇらいす」をつくり、
食べ終わり、楽しくおしゃべりしていた。
しかしそんな日常は、いつまでも続かなかった…。
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