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エクシア姉さんが最強すぎるのですが?

カクヨム様方で先に投稿しているのが約30話あるので1時間ごとに1話ずつあげていきます。

「と、とりあえず、一旦ダンジョンから抜け出そっか」

と何か球体のようなものを取り出す。

「それって?」

「これを使えばすぐ地上に出られるっていうものだよ。まぁ、この階のボスを倒して出たものなんだけどね」

そう言って僕に微笑む。


僕はまだ夢を見ているのかもしれないと思う。頬をつねったらちゃんと痛かった。

現実らしい。


「じゃあ、使うから手繋ごう?」

「うん」

周りに魔法陣みたいのが展開される。

その後、目の前がいきなり眩しくなったけど目を開けたらダンジョンの入口に立っていた。


「よし!無事に出られたし帰ろっか」

「うん…」

それからも街まで手を繋いで帰る。僕はさっきのこともあり、エクシア姉さんと顔を合わせられずにいた。

今のエクシア姉さんは昔より綺麗になっている。長い髪も1つに結んでいるし、大人の女性っていう感じがする。


身長も僕より7、8cmくらい高い。まぁ、僕が伸びなかったっていうのもあるけど。


「ギルドにちょっと用事があるから寄っていいかな?ついでにそこで夜ご飯を食べよう?」

「ギルドに行くの…?」

正直ギルドには行きたくない。あいつらがいたらまた何かしてくるかもしれない。


「大丈夫だよ。もしカズヤくんを突き落としたやつがいたら、その場で剣を抜くから」

「さすがにダメだよ!?」

少し笑いながら、考えておくわと剣から手を離す。


「良かった。少しは元気が出たみたいで」

「うん。いつまでもエクシア姉さんに心配かけたらいけないしね」

「よしよし、さすが私の大好きな人」

と頭を撫でられる。ドキドキさせてくるからずるい。


ギルドに入ると、みんなこちらの方を見ている。めちゃくちゃ人がいるのに。


「あれって、氷の悪魔じゃね?」

「俺初めて見た。」

「下手に見てたらまずいぞ。俺らじゃあ束になっても勝てないからな」


氷の悪魔…?

エクシア姉さんが…?

「氷の悪魔っていうより、氷の天使でしょ…」

「そう言ってくれると嬉しいな。ありがとう」

と言われる。


「おい!氷の悪魔が笑ったぞ!」

「あのガキはなんなんだ!?」


一応15歳だよ?ガキは終わってるからね…?そんなことを考えていると

「お疲れ様でした。ギルドマスターがお待ちしております」

と受付の人に言われる。


「いつもの部屋?」

と冷たい声が聞こえる。

「は、はい!ご案内します」


僕は服を引っ張って

「ちょっと、怖がらせたらダメだよ」

「だってあの人、私に色目使ってきたから。」

ああいうおじさんは前世でも見たことがある。警察に捕まってるところも。

「エクシア姉さん美人だからな〜」

「あ、ありがとう」


しばらく大きなギルド内を歩くと大きな扉の前で足が止まった。

扉を開けると、かっこいいエルフのお兄さんがいた。

「エクシア様、お待ちしておりました」

ギルドマスターが様呼びってどういうこと?

僕は困惑しているけどどんどん話が進んでいく。


「今回は深淵層の35階のボスを倒して、36階にも足を踏み入れたわ。けどまだ終わりではなさそう。」

「そうか。35階のマップはできてるのかい?」

「もう終わってある。はい」

と昔に出てくる巻物みたいなものが置かれた。


「相変わらず仕事が早いですね。ところで、気になっているのですが、隣の方は?」

「この人は私の主だ」

「「え?」」

主って…さっき再びなったけど…そんな大層な呼び方しなくていいのに。


すると、

「君が…なるほど。」

「申し遅れました。僕はカズヤ・イーストです!」

「私はカール・デハァートです。よろしく。」

「ところで気になったのですが、深淵層ってSランクだとパーティーしか入れないですよね?」

「うん、そうだよ」

「じゃあ、何でエクシア姉さんはソロで入ってるんですか?」


するとカールさんは少し笑って

「それはエクシア様がZランクだからだよ。」

「え?」

Zランク…?

エクシア姉さんが…?確かにつららで一刺しだったけど…。

「前に現れたのは43年前らしいけど、Zランクは国家の軍と対等にやりあえる強さを誇るんだ。」

軍?1万人くらい対エクシア姉さんで対等になる?

「彼の言う通り、それくらいはできるよ」

と言われる。


いやいや、最強すぎるんですが?








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